10年以上に渡り生産量日本一を誇る『愛媛県産真珠』

2022-6-2
海と日本PROJECT in えひめ

私たちにたくさんの恵みを与えてくれる海。

その恵みは「食」だけではありません。

 

愛媛県が10年以上に渡り生産量日本一を誇る「真珠」。

愛媛の真珠は宇和海で養殖されています。

養殖場①

 

真珠の養殖は、まず母貝の育成から始まります。

稚貝の採取、稚貝の育成に約1年、

母貝の育成に約1年、合計約2年の時間をかけて育成されます。

 

母貝は、付着物の掃除、寄生虫駆除のための塩水消毒など、

たくさんの手間をかけ育てられます。

核入れする前の貝の掃除3

ピースの貝(真珠層を形成するのに秀でた貝)の掃除③

 

母貝が育つと、いよいよ真珠の養殖です。

 

真珠母貝に核を挿入する前、

核入れ作業による死亡や挿入した核の脱落を防ぐため、

「抑制」状態にします。

アコヤ貝は水の流れの速さに比例して活動する特性があるため、

海水の出入りが少ない場所に移動し、貝の活動を低下させ、仮眠状態にします。

 

次に行う「核入れ」。

核入れは、熟練した職人さんでなければできないとても難しい作業です。

核入れ④

 

核入れを行った貝は、養生籠に入れて、体力が回復するまで約1か月程度、

波の少ない海で過ごさせます。

 

体力を回復した貝は、海水の通りがよい段かごに入れられ、

潮の流れの速い沖合で、大切に育てられます。

この間も、大切にハンドクリーナーなどで貝の掃除が行われます。

陸にあげての貝の掃除③

 

こうして大切に育てられた貝は、12月~2月に浜揚げが行われます。

冬場は、水温が下がるため、薄く大きなカルシウムの結晶が分泌され、

表面の色やテリがよくなるため、この時期に浜揚げを行います。

浜揚げされた真珠は、磨かれたのち、形や巻き、キズ、テリ、色などで

選別されます。

浜揚げ②

 

3年~4年をかけて大切に育てられた真珠。

生産の過程を知ると、より大切に使いたい気持ちがわいてきます。

 

海の恵みの美しい真珠。

愛媛を訪れた際は、愛媛県産真珠をぜひ手に取ってみてくださいね。

 

資料提供 : 愛媛県漁業協同組合三浦支所

 

 

 

 

 

 

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