2025年8月3日(日)に、西予市明浜町で毎年開催されている伝統イベント「かっぱMATURIサマーin明浜2025」と一緒に、「アケハマリンフェス2025~海と通じて地域の今昔を学ぼう~」を開催しました。
当日は、地元の水産資源や食に関する体験や、海ノ民話「河童の恩返し」の上映会などを通じて、地域と海との深い関わりを改めて感じてもらい、次の世代にもその魅力を伝えることを目指しました。
イベント概要
・日程 2025年8月3日(日)9時~20時
・開催場所 あけはまシーサイドサンパーク 大早津海水浴場周辺
・内容
かご漁の見学と「日向飯作り」 (事前申込制)
魚のつかみ取り体験 (事前申込制)
海ごみ拾い&ビンゴゲーム
海ノ民話上映会・アニメ監督沼田心之介さんによるトークセッション
・協力 カッパMATURI実行委員会
地元の伝統漁法である「かご漁」を見学!獲れた水産資源を使った「日向飯作り」
漁港に集合した参加者10名は船に乗り込み、地元の伝統的な漁法の一つである「かご漁」の見学に向かいます。前日に仕掛けた沿岸に近い水深10メートル程度の場所に仕掛けたかご状の仕掛けを順番に引き上げて行く様子を、船から間近に見学!
かご漁で獲れたマダコ、カサゴとあらかじめ漁師さんが獲っていたマアジとケンサキイカを使って、地元の郷土料理である「日向飯作り」に挑戦します。
昔と今の海の変化について考えながら、地元の海で獲れた水産資源を使った伝統料理「日向飯」を美味しくいただきました。
「魚のつかみ取り体験」を通して地元の水産資源を学びました!
今回準備したのは、地元で養殖されているマダイ、シマアジ、スズキや天然魚のマアジ、ケンサキイカ、メジナなど約10種類です。参加者はライフジャケットを着用し、実際の海の中に設置された特設のいけすの中で大きな網を使って魚を捕えました!
「海ごみ拾い&ビンゴゲーム」で海洋ごみについて楽しく知ることができました!
砂浜の中に海洋ごみを入れた特製カプセルを埋め、参加者は一人5個まで探すルールでスタート!
カプセルを開けると、中には実際の海洋ごみが…!そのゴミの種類でビンゴゲームを楽しみながら、海洋ごみついて学びました。
海ノ民話「河童の恩返し」の上映会・沼田監督によるトークセッション!
西予市明浜を舞台に2024年度に制作した海ノ民話アニメ「河童の恩返し」の上映会と、アニメ監督の沼田心之介さん、プロデューサーの柴田英知さん、制作にも関わった地元の地域活動団体「高山よいとこな会」のメンバー3名による貴重なトークセッションを実施しました!
「河童の恩返し」の上映の他に、長崎県松浦市「長者と河太郎」・福井県美浜町「河童の詫び証文」・滋賀県髙島市「しこぶちさん」・長野県飯田市「うしろむき弁天ものがたり」を上映しました。
それぞれの民話ごとに、カッパの表情や人間との距離など地域によってカッパのキャラクターが異なっており非常に興味深い内容でしたね。
西予市明浜の海ノ民話アニメ「河童の恩返し」のご視聴はこちらから➡河童の恩返し
・かご漁で獲れたカサゴをさばくのは難しかったが、講師の寿司職人の方が骨の入る方向など丁寧に教えてくれて、美味しく食べることが出来た。お家に帰ってからも実践したい。
・魚のつかみ取りでは大きなマダイを捕まえることが出来た。背びれの鋭さにびっくりした。
・西予市の民話「河童の恩返し」のことは知っていたが、全国にはかっぱを題材にした様々な民話があり、それぞれでかっぱのキャラクターが違って面白かった。YouTubeで見られるとのことなので、帰って家族で見たいと思う。
最後は海辺から大きな花火が上がり、イベントはフィナーレを迎えました!「アケハマリンフェス2025」を通して、地域に根付く海と人々との深い関わりについて考えるきっかけとなる一日となりました。
イベント名 | アケハマリンフェス2025~海と通じて地域の今昔を学ぼう~ |
日程 | 2025年8月3日(日)9時~20時 |
場所 | あけはまシーサイドサンパーク 大早津海水浴場周辺 |
主催 | (一社)海と日本プロジェクト㏌えひめ |
協力 | カッパMATURI実行委員会 |