魚を実際にさばくこと、地域の海洋変化や魚種の変遷を学ぶこと、さらに地域の郷土料理に根差した調理体験など、日本の豊かな海の食文化を継承し輪を広げる取組み「日本さばける塾 in 八幡浜」を開催しました!
海の厄介者として認識されがちな低利用魚「アイゴ」を題材に、地域の海が抱える課題や海洋環境の変化について理解を深めることを目的として実施しました。
開催概要
・日 程 2026年1月10日(土)
・開催場所 八幡浜市水産物地方卸売市場 2階調理室
・参加人数 8組19名
・協力団体 八幡浜市水産港湾課
市場を学ぶ!魚にふれる!体験学習!
はじめに、八幡浜市水産港湾課の山内武弥さんから、八幡浜市の水産業の特徴や魚の流通の仕組みについて説明をしていただきました。魚が水揚げされてから食卓に届くまでの流れを知り、参加者は普段何気なく口にしている魚は、多くの人の仕事が関わっていることを実感しました。また、「どーや市場」が地域の水産業を支える重要な役割を担っていることを学び、身近な市場の存在を改めて意識するきっかけとなっています。続いて、講師である八幡浜市シーフードマイスターの中榮清幸さんから、市場での魚の買い方についてお話を伺いました。お店の人と積極的に会話をすることや、迷ったときは直感を信じて選ぶことの大切さを知り、魚選びへの意識が変わりました。


続いて、講師である八幡浜市シーフードマイスターの中榮清幸さんから、市場での魚の買い方についてお話を伺いました。お店の人と積極的に会話をすることや、迷ったときは直感を信じて選ぶことの大切さを知り、魚選びへの意識が変わりました。その後、どーや市場を見学し、市場に並ぶ多様な魚を実際に見て、写真や図鑑とは違う迫力を感じながら、学びが体験としてつながっていく感覚がありました。実際に魚を購入し、自分で選ぶ楽しさを味わう参加者もいました。普段、市場に入ることはないのですが実際の空気に触れて、新たな気づき、発見も多かったようです。


海の厄介者「アイゴ」は活用できる!? 調理技術について学ぼう!
海の厄介者である「アイゴ」について、講師の株式会社古屋野水産の古屋野太一さんからお話を聞きました。アイゴは、ヒレに毒があり、皮や内臓から独特の臭いが出ることから、市場に流通することの少ない魚です。古屋野さんからは、漁獲方法や一定期間の生かし、締め方、さばき方を徹底して管理することで、臭みを出さずに調理できることを学びました。座学の後は、古屋野さんによるアイゴのさばき方、中榮さんによる魚のさばき方のデモンストレーションを見学しました。手際よくさばかれていく様子を間近で見て、魚の扱いの難しさや高い技術を感じるとともに、魚を大切に扱うことの意味を考える時間となりました。


いざ挑戦!アイゴをさばいてみよう!
中榮さんが持参した魚とアイゴを使い、講師の指導のもと実際に魚をさばきました。アイゴはヒレに毒があるため、はじめにハサミでヒレを取り除き、続いて専用のハサミを使って浮き袋を処理するなど、普段は経験できない工程を行いました。参加者は毒に注意しながら一つひとつの作業に真剣に取り組みました。


自分で選び、さばき、味わう魚のひととき
下処理を終えた後は、さばいた魚を使って調理を行いました。アイゴは、新鮮なものならではの引き締まった身を活かし、お刺身と天ぷらに仕上げ、特に、中榮さんおすすめの生姜醤油で味わうアイゴは、素材のうま味を感じられる一品でした。また、参加者が自分で選んだ魚については、煮付けまたはアクアパッツァのいずれかを選んで調理。煮付けは、魚がやわらかくなるまで丁寧に火を入れ、生姜の香りが全体に行き渡る仕上がりとなりました。アクアパッツァは、ニンニクとオリーブオイルの香りにドライトマトの風味が加わり、魚のおいしさを引き立てる料理です。調理後は、完成した料理を味わい、自分でさばき、調理した魚のおいしさを実感する時間となりました。慣れない作業に苦戦しながらも、参加者同士で声を掛け合い、終始和やかな雰囲気の中で調理が進みました。完成した料理を味わう場面では、「料理の幅が広がった」「美味しい魚を調理できて楽しかった」といった声も聞かれ、自ら選び、調理した魚のおいしさを実感する時間となりました。




ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました!!
| イベント名 | 日本さばける塾 in八幡浜 |
| 参加人数 | 8組19名 |
| 日程 | 2026年1月10日 |
| 場所 | 八幡浜市水産物地方卸売市場 2階調理室 |
| 主催 | (一社)海と日本プロジェクト㏌えひめ |
| 協力 | 八幡浜市水産港湾課 |