2025年7月26日(土)~27日(日)の2日間で、宇和海広域をフィールドにしたブルーエコノミー産業に関わる様々な体験型学習プログラムを実施しました!
豊かな宇和海を後世に引き継ぎ、経済活動をしながら持続的に海を利用するためにはどのような考え方が必要か、高校生の視点で地元の海と人との関わりを紐解くことを目的としました。
イベント概要
・日程: 2025年7月26日(土)~27日(日)9時~17時
・開催場所:愛媛県宇和島市、愛南町
・参加人数:愛媛県内の高校生7名
・協力:愛媛県水産研究センター、企業組合こもねっと、宇和島市生活環境課海洋ごみ対策係、ヤマニ中田水産、一般社団法人Umidas、西海観光船、一般社団法人 海洋産業研究・振興協会
ブルーエコノミーの可能性と宇和海の水産業の特徴を学びました!
初日は宇和島市の愛媛県水産研究センターからスタートです。最初の講師は、(一社)海洋産業研究・振興協会副主任研究員の田中元先生です。ブルーエコノミーという言葉が示す意味や、ブルーエコノミーに関連する産業にはどのような分野があるのかを学びました。
続いて、愛媛県水産研究センターの渡邉昭生センター長から宇和海の水産業について学び、センター内で飼育している様々な魚種を見学しました。
カヤックごみ拾いと一夜干し作りを体験
午後からはキャンプ場施設「GO-HIGHTAKA」へ移動し、宇和島市生活環境課海洋ごみ対策係の立花裕嗣さんと、NPO法人木野環境の戸倉明子さんから、宇和海の海洋ごみ問題の現状と海洋ごみに関する新たな取り組みについて学習しました。その後、カヤックに乗り込み、インストラクターである企業組合こもねっとの篠原正彦さんの指導の下、船では上陸困難な海岸に漂着した海洋ごみの回収を行いました。
その後は、宇和海で獲れたマアジを使った一夜干し作りに挑戦!講師は、企業組合こもねっとの高木元さんです。慣れない包丁さばきでマアジを開きましたが、なかなかの出来栄えです。
愛南町での養殖漁業と、海業の取り組みについて学びました!
愛南町赤水のヤマニ中田水産に訪れ、講師の中田知公さんと大戸友也さんの案内のもと、日々の作業の1つである魚体計測の作業を体験しました!
続いては、(一社)Umidasの清水陽介さんを講師に迎え、愛南町内で進める”海業”の取り組みについて学習。「海や漁村の地域資源の価値や魅力を活用し、地域のにぎわいや所得と雇用を生み出すこと」と定義されている海業はまさにブルーエコノミーの考えと合致する点が多くありましたね。
愛南町の豊かな海をスノーケリングで体験しました!
午後からは西海観光船を訪問し、ダイビングインストラクターの高橋翔さんからマリンレジャーとブルーエコノミーの繋がりについて座学で学びました。スノーケリング体験は沿岸に近いエリアとなりましたが、多種多様な海の生物を自分の目で観察することが出来ました!
最後は2日間のまとめ学習で締めくくりました!
2日間のプログラムに全体講師として帯同した(一社)探究科学研究所の里浩彰先生からのアドバイスを受けながら、参加した生徒は2日間で学んだことを生かして「ブルーエコノミーの視点を持って宇和海で事業を興すための事業計画」を作成しました。参加した生徒からは、「持続的な養殖漁業とするために、養殖技術の専門学校を設立する」、「海洋ごみ回収活動をもっと身近にするために、自治体と連携した地域ポイントを付与し生活に利用できる仕組みを作る」など、高校生の視点から様々なアイデアが生み出されました。
2日間みなさんお疲れ様でした!
宇和海ブルーエコノミー学習プログラム②伊方町・八幡浜市・伊方町編のイベント内容はこちら➡宇和海ブルーエコノミー学習プログラム②
イベント名 | 【宇和海ブルーエコノミー学習プログラム①】宇和島町・愛南町編 |
参加人数 | 愛媛県内の高校生7名 |
日程 | 2025年7月26日(土)~27日(日)9時~17時 |
場所 | 愛媛県宇和島市、愛南町 |
主催 | (一社)海と日本プロジェクト㏌えひめ |
協力 | 愛媛県水産研究センター、企業組合こもねっと、宇和島市生活環境課海洋ごみ対策係、ヤマニ中田水産、一般社団法人Umidas、西海観光船、一般社団法人 海洋産業研究・振興協会 |