海と日本プロジェクトえひめ事務局です!
今回は、北条の秋祭りの様子を取材してきました!
800年以上昔から続いている伝統行事、櫂練り踊りが行なわれました。
愛媛県指定無形文化財の「櫂練り」の起源は現時時代に遡ります。当時の河野水軍が出陣に際し、鹿島の神前に集結して戦勝祈願と凱旋時の勝利のお祝いをしたことが始まりで、以来鹿島神社の神事となりました。
800年以上も長く続く祭りについて鹿島櫂練り保存会の宮内さんは、
「櫂練は800年以上前の河野水軍の武勇を伝えた謂れのある伝統行事で、今まで主体となって行事を行ってきた鹿島・三穂地区は漁業や海上輸送を生業としていた家庭が多かったこともあり、親から子へ、また、地域の先輩から後輩へ語り継がれ、一団となって行動することで、地域への愛着と祭りに携わる誇りが長く続いてきた源ではないかと思う。」と語ります。
このお祭りについて、町民や主催者の方々は、
年に春秋二回ありますが、打ち合わせや懇親会を重ねて親睦を深めると共に他の地域行事でも祭りの話題で盛り上がるなど生活に欠かせない年中行事で地域に一体感や助け合いの精神が生まれていると感じているようです。
北条秋祭りを通し、先祖を偲ぶ海上絵巻を繰り広げることで、美しい自然に育まれた魚介類や海藻などの海の恵み、遊びや癒しを与えてくれることに感謝するとともに海上の安全を祈願したいと海への想いも強く持たれています。
北条地域は海あり山ありの自然に恵まれ、食料も豊富でその恵に感謝する祭りが多く残っています。特に、鹿島は地域の宝であり海に関する伝統行事も多く目の前に広がる瀬戸内海のよさは、これから一層スポットが当たり、国内外の人々に注目されるポイントでもあります。鹿島に住む人たちは、海の恩恵を受け続けるためにも、風光明媚な自然や伝統行事などを未来の人々へ残していく役割があるのではないかと保存会の宮内さんは語ってくれました。
今回の取材の様子は、10月24日(水)25:29~南海放送テレビで放送されます。
是非ご覧下さい!!