愛媛県今治市宮窪地区に伝わる民話「クジラのお礼まいり」。
この民話のアニメーションの完成を記念し、
宮窪小学校の5.6年生に向けて、オンライン上映会を行いました。
「海ノ民話のまちプロジェクト」は、海と深く関わりを持つ日本という国の
「海との関わり」と「地域の誇り」を
子供たちに伝え語り継ぐことを目的としたプロジェクトです。
日本中に残された海にまつわる民話を発掘し、その民話のストーリーとその民話に込められた
「思い」「警鐘」「教訓」を親しみやすいアニメ等の映像表現で、
次の世代を担う子供たちへ、そして、さらに次の世代へと語り継いでいきます。
「クジラのお礼まいり」は、今治市大島の宮窪に語り継がれている民話です。
潮流が速く、干満差の大きいこの地域の海で、
うっかりお昼寝してしまったお母さんクジラは、目を覚ますと潮が引き、動けなくなってしまっていました。
お地蔵様の号令で、たくさんの魚たちが助けにきてくれました。
お母さんクジラは無事、海に帰ることができるのでしょうか・・・?
https://www.youtube.com/watch?v=7DD5CfAhPrk
(「クジラのお礼まいり」のアニメーションはこちらのYouTubeでご覧ください。)
村上海賊ミュージアムの田中学芸員からは、
とてもわかりやすく、民話とこの地域の海についての解説をしていただきました。
民話を通して、子どもたちが故郷の海について知り、さらに愛情を持ってくれたら嬉しいです。
また、民話には「教訓」や「警鐘」が含まれています。
干満の差が激しく、泳ぎが得意なクジラでも動けなくなってしまった宮窪の海。
海で遊ぶときは十分気を付けて遊びましょうね。
民話に出てくる鯛崎島のお地蔵様は、潮流体験で実際に見ることができます。
是非見に行ってみてくださいね!
イベント名 | 海ノ民話「クジラのお礼まいり」上映会 |
参加人数 | 34人 |
日程 | 2022年3月8日(火)13:45~14:30 |
場所 | 宮窪小学校(オンライン) |
主催 | 海と日本プロジェクトinえひめ |