今、「フネコネ」が注目を集めているんです。
といっても、???という方が多いはず…
今日は愛媛・今治発の「フネコネ」を紹介します。
「フネコネ」は、今年1月に運用がスタートした船や船舶関連企業の情報が集結するいわゆるポータルサイトです。
今治市の船舶配管専門の設計会社「小林船舶設計」が運用しています。
名前の由来は、フネ×コネクト。
フネコネを立ち上げた、小林船舶設計の小林和樹社長は、
「新型コロナで、会えない・動けないという風潮の中、
上流(船主・造船会社)で船作りが止まってしまい、
私たち設計は待ち受け営業なので仕事が減ってきたんです。
そこでコロナでも関係者が繋がれる場所づくりを企画したんです。
コロナの中でも船を作ろうという機運が高まってほしいという期待をこめて」と
話します。
しかし、後ろ向きの理由だけではありません。コロナがあったからこそ気づいたこと…
小林社長は、
「これまで船舶関連企業はHPを作っても、
なかなか求人や商品PRなどに繋がっていなかったのでは?と考えました。
実は“船”というワードは、検索されることが意外と少ないからなんです。
もともと知り合い同士の業界の人がよく閲覧していたとも言えます。
ならば1か所に集めることで見てもらえる人が増えるはず。
特にZ世代がスマホ検索で求職する際、また彼らが就職した後の仕事ツールとしても、
フネコネが役立つと思います」
と語ってくださいました。
では、その「フネコネ」がどんなサイトなのか見ていきましょう。
3本柱は、業務の受発注・求人募集・広告(情報発信)。
サイトに登録した、造船所・海運会社・工場・設計会社・メーカーなどが
求人・受発注・商品の情報を掲載し、必要な人が情報を収集します。
この場合の必要な人とは、船舶関係者のほか、船舶業界に興味をもつ求職者などです。
企業側の登録方法には、無料と有料の2種類があり、
有料登録すると、トップページにバナーを掲載できたり、おすすめ記事を掲載できたり、
特別なサービスがあるそうです。
詳しくは、フネコネのサイトをチェックしてみてください。
最後に、小林社長に今後の展望をお聞きしました。
「愛媛は全国的にも、海運会社や造船所が多く集まっているので、地元の船舶情報が集まってくると
全国の船舶関係者が振り向いてくれると思うんです。
だからまず、愛媛の登録企業を増やしていきたいんです。
また、個人的に、船のCMがもっとあってもいいと思うんです。
船は身近で荷物を運んでいて、しかも大きなお金が動いている業界です。
一般の人たちにもイメージしやすいブランディングを考えていきます。
船とメディアの架け橋になりたいですね」
愛媛・今治から全国へ、そして世界へ。
ウィズコロナの時代における船舶業界のパイオニア、
「フネコネ」に注目です!
イベント名 | フネのことならフネコネ! |